看護学科(母性看護学領域)
学科長 村井 みどり
~地域に愛され、地域に貢献する看護師を育成しています~
神奈川歯科大学の開設は1910年(明治43年)で100年以上の歴史があり、看護学科は2007年4月に開設しました。本学のキャンパスは歯学部と同じ場所、横須賀の地にあり、先人達が築いてきた伝統を大切に受け継ぎ地域医療に貢献してきました。本学科では、建学の精神である「愛の精神」の実践を基礎として、豊かな人間性と志を有する看護師を育成しています。"地域に愛され、地域に貢献できる"意欲ある学生の皆さんの入学を心から歓迎します。
Spread love everywhere you go....
by Mother Teresa
1 毎年安定して"高い"国家試験合格率を達成!
国家試験合格に向けた安心のサポート体制
神奈川歯科大学短期大学部看護学科では、国家試験合格を見据え、1年次から模擬試験を実施するなど早期の基礎づくりに力を入れています。各学年では、講義・演習・補講・グループ学習をバランスよく取り入れ、無理のない学力向上を図るとともに、教員による個別対応や質問対応などのサポート体制も充実しています。
計画的かつ段階的な取り組みにより、2024年度には国家試験合格率94.6%という高水準を達成。3年次には苦手克服のための集中的な補講と、仲間同士で学び合うグループ学習が成果を上げています。
「早期スタート」「継続的フォロー」「直前の総仕上げ」という三段階の学習支援により、学生一人ひとりが着実に成長し、合格力を高めています。
2 やさしさと学びを重ねて、地域を支える看護師へ。
近隣病院・施設での万全な臨地実習
神奈川歯科大学短期大学部看護学科では、地域の病院や福祉施設、保育園などでの臨地実習を通して、患者さんや利用者さん一人ひとりに寄り添う看護を学びます。1年次からさまざまな現場を経験できるので、現場の温かさやチームワークの大切さを一緒に感じながら成長していけます。実習では、実際の患者さんやご家族に直接関わることで、看護師としてのやりがいや責任感を実感でき、自分自身の夢に近づくことができます。先生や仲間のサポートも充実しているので、初心者でも安心して挑戦できる環境です。将来は、地域医療の最前線で、誰かの笑顔や安心を支えられる看護師として活躍できる力が自然と身につきます。
3 いつでも聞ける。先生との距離、ゼロメートル
先生との距離が近いから、安心して学べる!
神奈川歯科大学短期大学部では、チューター制度やオフィスアワー制度を通じて、先生が学生一人ひとりに寄り添い、学修・進路・生活まできめ細かくサポートしています。授業後の質問や相談もしやすく、わからないことをそのままにしない環境が整っています。さらに、国家試験対策や学生生活支援、ハラスメント防止など、安心して学べる制度も充実。先生との距離が近いからこそ、学びも深まり、成長につながります。
4 専門性の高い教員から学べる、確かな知識と技術
実務経験豊富な看護学科教員をはじめ、歯学部や歯科衛生学科の教員による講義
看護学科の専門基礎分野である人体の構造と機能や臨床栄養学、病理学などは、神奈川歯科大学歯学部の教員が直接担当しています。同一キャンパス内に歯学部があるため、教員のオフィスアワーも活用しながら、疑問点をすぐに解消できる学習環境が整っています。
さらに、"公衆衛生学"の授業では、保健福祉分野における実務経験に従事した経験豊富な歯科衛生学科の教員から学ぶことができます。
加えて、神奈川歯科大学附属病院勤務の医師、歯科医師、訪問歯科衛生士、薬剤師、栄養士の授業もあり、大学ならではの体系的かつ最新の知見に基づいた教育が受けられる大きな特長です。
専門家から直接学べる環境は、本学ならではの強みです。チーム医療の一員としての視点を養いながら、より実践的で深い学びを実現します。
1.地域密着型の多彩な臨地実習
三浦半島内を中心とした総合病院、訪問看護ステーション、高齢者施設、保育園、精神科病院など、身近な医療・福祉現場で実習を行います。3年次には各領域ごとの統合実習を通して、より実践的な学びを深め、地域社会に貢献できる看護師を目指します。
2.学内での充実した演習環境
校内には成人・老年・母性・小児・在宅など、領域別に設備が整った実習室を完備。少人数制での看護技術演習やアセスメント実習により、臨床を想定した実践力を無理なく段階的に身につけることができます。
また、 神奈川歯科大学解剖実習見学の授業を通じて、人体の構造や仕組みへの理解をより深めることができます。
生前にご意思を示され、ご提供いただいたご遺体の臓器を、実際に見たり触れたりする機会が設けられています。医療の基本に触れるこの学びは、知識としての理解にとどまらず、命や献体への感謝の気持ちを育む、非常に貴重な体験です。
3.1年次から積み上げる段階的な学び
1年次には人体の構造や健康支援の基礎など看護の基盤となる知識をしっかりと学び、2年次からは、成人・老年・小児・母性・精神・在宅といった専門的な看護分野へと学びを広げ、3年次には学内演習や臨地実習、統合演習を通じて、知識・技術・倫理観を総合的に育みます。
また本学科の特長のひとつとして、
神奈川歯科大学の教授陣による高度な専門教育が挙げられます。「人体の構造と機能」「病理学」「人体と薬理」「微生物と人間生活」「公衆衛生学」などの専門科目は、歯学部などでの教育経験が豊富な先生が担当。医学・歯学の知見を活かした講義は、看護の専門性をより深く理解できる貴重な学びの機会となっています。
4.多職種連携を重視した教育
神奈川歯科大学附属病院の医師・歯科医師・薬剤師・歯科衛生士・管理栄養士や言語聴覚士・保健師など、さまざまな専門職と関わる機会を通じて、チーム医療に必要な連携力と柔軟なコミュニケーション力を養います。多職種連携の中での看護師の活動や役割から地域包括ケア時代に対応できる看護師の育成を目指します。
5.国家試験合格に向けたサポート体制
授業と国家試験対策がしっかり連動しており、模擬試験・個別指導・直前講座などを実施。過去問分析に基づいた効率的な学習支援を行い、基礎から着実に合格力を高めていきます。
看護師の基礎となる
素養を身につけます
倫理観やコミュニケーション力を養う科目を中心にした「基礎分野」。人体の構造や機能、病気の成り立ちと回復の促進等、医療の基礎を学ぶ「専門基礎分野」。そして看護の基礎を身につける「専門分野」といった、3つの分野を並行して学んでいきます。
看護師の専門分野における
知識を身につけます
専門基礎分野では、看護がどのように提供されているかの仕組みや看護を研究的にとらえ探求する基本を学びます。専門分野では、発達段階や健康状態に応じたより実践的な内容の修得を目指します。
看護師の実践の場での
知識と技術を身につけます
3年間の学びの集大成として、臨地実習が中心となります。統合分野では「多職種連携教育」「看護技術の統合」「看護管理」といった科目で、これまで培ってきた学習内容を統合していきます。卒業を目前に看護実践者として必要な知識や技術を身に付ける科目が充実しています。
臨地・臨床実習スケジュール
■必修科目 ■選択必修科目
| 1年次 | 2年次 | 3年次 | ||
|---|---|---|---|---|
| 基礎分野 | 科学的思考の基盤 | ■スタートアップセミナー ■ICT教育 |
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| コミュニケーション |
■英語Ⅰ ■英語Ⅱ〈医用英語〉 ■人間関係論Ⅰ ■人間関係論Ⅱ ■海外事情Ⅰ〈欧米〉 ■海外事情Ⅱ〈アジア〉 ■運動科学 |
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| 人間と生活・社会の理解 |
■倫理学 ■生化学 ■生物学 |
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| 専門基礎分野 | 人体の構造と機能 |
■人体の構造と機能Ⅰ ■人体の構造と機能Ⅱ ■臨床栄養学 |
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| 疾病の成り立ちと回復の促進 |
■人体と薬理 ■病理学 ■病態と治療論Ⅰ ■病態と治療論Ⅱ ■病態と治療論Ⅲ ■病態と治療論Ⅳ ■病態と治療論Ⅴ ■微生物と人間生活 |
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| 健康と社会の関係 |
■社会福祉概論 ■医療と法律 |
■公衆衛生学 ■社会保障制度の実際 |
||
| 専門分野 | 基礎看護学 |
■看護学概論 ■ヘルスアセスメント論 ■看護技術論Ⅰ ■看護技術論Ⅱ ■看護技術論Ⅲ ■看護技術論Ⅳ ■看護過程 ■臨床看護総論 |
■看護技術論Ⅴ ■看護技術論Ⅵ |
■看護研究 |
| 地域・在宅看護論 |
■地域・在宅看護概論Ⅰ ■地域・在宅看護活動論 |
■地域・在宅看護概論Ⅱ ■地域・在宅看護技術論 |
||
| 成人看護学 |
■成人看護学概論 ■成人臨床看護Ⅰ ■成人臨床看護Ⅱ ■成人臨床看護Ⅲ ■成人臨床看護Ⅳ ■成人臨床看護Ⅴ |
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| 老年看護学 |
■老年看護学概論 ■老年看護学援助論Ⅰ ■老年看護学援助論Ⅱ ■老年看護学援助論Ⅲ |
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| 小児看護学 |
■小児看護学概論 ■小児看護学援助論 ■小児看護学演習 |
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| 母性看護学 |
■母性看護学概論 ■母性臨床看護Ⅰ ■母性臨床看護Ⅱ |
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| 精神看護学 | ■精神保健 |
■精神看護学概論 ■精神病態学 ■精神臨床看護 |
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| 各論臨地実習 |
■基礎看護学実習Ⅰ ■基礎看護学実習Ⅱ |
■成人看護学実習Ⅰ ■老年看護学実習Ⅰ |
■地域・在宅看護論実習 ■成人看護学実習Ⅱ ■成人看護学実習Ⅲ ■老年看護学実習Ⅱ ■老年看護学実習Ⅲ ■小児看護学実習 ■母性看護学実習 ■精神看護学実習 |
|
| 統合分野 | 看護の統合と実践 | ■災害看護と国際看護 |
■多職種連携教育 ■看護技術の統合 ■看護管理 |
|
| 臨地実習 | ■統合実習 |
- カリキュラムは一部変更となる場合があります。
- カリキュラムの詳しい内容はシラバスをご確認ください。
実習という名の"リアルな学び"がここにある。
三浦半島全域が、看護を育てる教室になる。
地域の第一線で、いのちと暮らしに寄り添う力を養う--
看護学科では、横須賀・三浦・横浜に広がる多彩な医療・福祉施設で臨地実習を展開しています。
その一歩一歩が、確かな実践力と、深い人間理解へとつながっていきます。
◆ 急性期・周術期の現場を知る
横須賀共済病院・横須賀市立うわまち病院・聖ヨゼフ病院
⮕ 入院中の患者さんと向き合い、術前・術後のケアや診療補助を通じて、「命の現場」での看護を学びます。
◆ 超高齢社会に応える視点を育てる
介護老人保健施設・有料老人ホーム・地域包括支援センター
⮕ 加齢に伴う心と身体の変化を理解し、認知症ケアや地域福祉とのつながりの中で高齢者看護を深めます。
◆生活の場に看護を届ける
訪問看護ステーション・在宅支援診療所
⮕ 住み慣れた自宅で暮らす人々に寄り添い、「その人らしい生活」を支える在宅看護のあり方を実践します。
◆子どもと家族の笑顔をまもる
保育園・小児専門病院・重症心身障がい児施設
⮕ 発達段階に応じたケア、家族との関わり、成長を支えるあたたかい看護の心を学びます。
◆いのちのはじまりに寄り添う
産科専門病院・周産期センター
⮕ 妊娠・出産・新生児期を見守る中で、母と子、そして家族全体を支える母性看護の本質を体感します。
◆ "こころ"と向き合う力を養う
久里浜医療センター・県立精神医療センター・福井記念病院
⮕ 精神疾患のある方との関わりを通して、人としての尊厳を守る看護、信頼関係の築き方を深く学びます。
◆ 看護師としての"総仕上げ"
衣笠病院・横浜市立大学附属病院・市民総合医療センター
⮕ 複数患者の受け持ちや多職種との連携、優先順位の判断など、"チームの一員"として動ける実践力を身につけます。
このように、実習先は「地域」「生活」「人生そのもの」に根ざした本物のフィールドばかり。
看護のすべてを、"このまち"で学べる。
ーーそれが、神奈川歯科大学短期大学部看護学科の実習の、他にはない魅力です。
主な実習先一覧
- 国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院
- 社会福祉法人日本医療伝道会総合病院 衣笠病院
- 社会福祉法人聖テレジア会 聖ヨゼフ病院
- 社会福祉法人恩賜財団済生会支部 神奈川県 済生会若草病院
- 国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院
- 医療法人財団徳洲会 湘南藤沢徳洲会病院
- 医療法人財団青山会 福井記念病院
- 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
- 医療法人福慈会 メンタルホスピタルかまくら山
- 社会福祉法人親善福祉協会 国際親善総合病院
- 公立大学法人 横浜市立大学附属病院
- 公立大学法人横浜市立大学附属 市民総合医療センター
- 独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター
- 公益社団法人地域医療振興協会 横須賀市立うわまち病院
- 公益社団法人地域医療振興協会 横須賀市立市民病院
- 横浜市立市民病院
- 三浦市立病院
- 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立循環器呼吸器病センター
- 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立精神医療センター
- 医療法人光陽会 関東病院
- 介護老人保健施設 5施設
- 介護老人福祉センター 6施設
- 有料老人ホーム 7施設
- 保育園 10施設
- 障害者支援施設 2施設
- 訪問看護ステーション 8施設
- 地域活動支援センター 3施設
- 地域包括支援センター 8施設
- 地域ケアプラザ 4施設
演習でしっかり基本をマスター
基礎看護学(看護技術論)
専門基礎分野で学んだ知識を統合し、感染予防をはじめ、創傷管理や採血、注射、点滴静脈注射、エンゼルケアの実施方法の原理・原則を理解し実施できるよう講義、演習を通して修得します。
基礎看護学(ヘルスアセスメント論)
看護診断に必要な身体診査の方法を学修します。バイタルサイン測定、問診・視診・聴診・触診・打診等を相互(学生同士)に体験することで、系統的に全身の観察方法を学びます。
老年看護学
老年期にある患者さんの特徴に合わせた臨床看護技術について、基礎看護技術をもとに、演習を通してエビデンスを考え援助技術を修得します。また、家族に対する支援の方法についても学びます。
成人看護学
成人を対象とした看護に必要な知識と技術を修得します。事例をもとにした演習では、救急蘇生法や術後患者の援助等、実習病院で活躍する看護師から直接学ぶことができます。
母性看護学
母性看護学概論で学んだ知識を基礎とし、妊娠・分娩・産褥・新生児に必要な看護の実際について家族という視点で学修します。また、母性看護に必要な看護技術を修得します。
小児看護学
子どもの発達や病気をふまえた看護技術を段階的に身につけていきます。バイタルサインの測定や与薬、PBLS(一時救命処置)などの基本技術を演習やシミュレーションで実践。紙上事例を使ったアセスメントや看護計画の立案にも取り組みながら、子どもと家族に寄り添うための判断力や看護観を育てていきます。
地域・在宅看護学
在宅で療養する人々の生活を支えるために、日常生活援助や医療管理の基本を学びます。皮膚ケアや与薬、栄養・呼吸の管理に加え、訪問場面を想定したロールプレイも実施。信頼関係の築き方や対話の工夫を体験的に学び、地域で安心を届ける看護の力を育てます。
精神看護学
精神疾患のある方とその家族を理解し、支えるための考え方と実践力を育てます。事例を通じて観察やアセスメントの視点を学び、コミュニケーションの演習やプロセスレコードの分析を重ねながら、信頼関係の築き方を体験的に学修。全人的な視点と倫理観をふまえ、安心と尊厳を守るこころの看護を探究します。